二の腕は人の目につきやすい部位でもあるため、太さが気になってしまいます。

また、ダイエットしても痩せにくい部位でもあるため「夏にノースリーブを着られない」「本当はタイトな服を着ておしゃれを楽しみたいけどできない」と悩んでいる方も多いでしょう。

しかし、脂肪溶解注射なら二の腕の脂肪を減らすことができるため、部分痩せが狙えます。

この記事では、二の腕に脂肪がつきやすい理由と、脂肪溶解注射がなぜ部分痩せの効果が期待できるかの理由について解説していきます。

あわせて、肪溶解注射のリスク・デメリットや何cc注入すると効果を実感できるかなど、よくある質問もまとめましたので参考にしてみてください。

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脂肪溶解注射とは？

脂肪溶解注射とは、脂肪を溶かす成分が含まれた薬剤を、皮下脂肪に注入する施術です。

二の腕の太さの原因となっている脂肪を、薬剤で分解・溶解することができるので、ほっそりとした腕へと導きます。

溶解された脂肪は、代謝の過程でエネルギー源として再利用されたり、体外に排泄されたりするので、食事制限や運動によるダイエットと違い、リバウンドしにくい点が特徴的です。

肌を切開することなく二の腕の脂肪細胞を減らすことができるため、傷跡や痛みが心配な方でも気軽に施術を受けやすく、ダウンタイムも少ないので体への負担も抑えられます。

ダイエットでは、食事制限と運動を適切におこなうことにより全身の脂肪を落とすことは可能ですが、人間の体のメカニズム上、一部の脂肪を燃焼させることは難しいです。

そのため、ダイエットをすると、痩せたくない部分まで痩せてしまうと悩む方も多くいます。

しかし、脂肪溶解注射であれば、薬剤を注射した周辺の細胞だけにアプローチができるので、部分痩せが狙えるのです。

運動や食事制限などのダイエットをおこなった際と異なり、体全体のサイズダウンをすることなく、体の一部の脂肪を除去できます。

一気に脂肪が減るのではなく、徐々に脂肪が減っていくことから、周りに施術を受けたことがバレにくいです。

脂肪溶解注射の成分に含まれるデオキシコール酸は、脂肪細胞の膜を溶解させる作用をもっており、脂肪細胞をダイレクトに破壊し脂肪を除去することができます。

アメリカのFDA（食品医薬品局）が、肥満治療薬として脂肪溶解作用を認めた成分であり、多くのクリニックで使用されているのです。

なぜ二の腕に脂肪がつくのか？

二の腕は体の中で脂肪がつきやすい部位ですが、その要因は筋力低下・姿勢・むくみなどの日頃の生活習慣が大きく関係しています。

二の腕を細くする方法を知る前に、なぜ二の腕が太くなってしまうのかといった要因を知っておくことも大切です。

以下では、脂肪がつきやすい要因別に、それぞれの理由と対処法について解説するので、チェックしておきましょう。

二の腕の筋力低下

1つ目の要因としては、筋力低下です。

腕の筋肉は力こぶの部分である上腕二頭筋と、反対側にある上腕三頭筋でできています。

上腕二頭筋は肘をまげたままモノを持つ際に働く筋肉で、腕の裏にある上腕三頭筋は頭より上にモノを持ち上げる時に働く筋肉です。

とくに、上腕三頭筋は日常生活で使う機会が少ないので、筋力が低下しやすい部位でもあります。

そのため、筋力が低下すると、筋肉の上についた脂肪は支えられずにたるんでしまい、二の腕が太く見えやすくなってしまうのです。

また、筋肉量も大きく関係しています。

筋肉量が多いと、脂肪の燃焼がしやすいため、エネルギーを多く消費してくれますが、運動不足だと筋肉量が低下し、基礎代謝量も減少してしまいます。

そのため、体内に脂肪が蓄積されやすくなります。

運動はしていても、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ると、脂肪は蓄積しやすいので食べ過ぎには注意しましょう。

姿勢の悪さ

二の腕に脂肪が蓄積しやすい原因の一つに、姿勢が悪いこともあげられます。

猫背や肩を内側に巻いた姿勢は、筋肉が正しく使われず、肩周りの筋力が低下し局所的な代謝も同様に低下します。

その結果、二の腕に脂肪が蓄積し太くなってしまいますので長時間デスクワークで同じ姿勢で座ったり、前傾姿勢でスマートフォンを使用している方は注意しましょう。

むくみ

むくみは、静脈やリンパ管の流れが低下しやすい状態です。

水分や老廃物が排出されにくく、皮膚の下にたまり、むくみを引き起こしてしまいます。

むくみは、ホルモンの働きも大きく関係しています。

血管の拡張作用を持つエストロゲンは、加齢とともに減少していきますが、このエストロゲンが減少するととで血流が停滞する可能性があります。

その結果、血行不良になり、むくみがおこりやすくなります。

他にも、長時間同じ姿勢でデスクワークをしたり、スマホを見たりすると、血流やリンパ管の流れが悪くなり、老廃物が溜まりやすくなります。

リンパの流れが停滞すると、二の腕がむくみやすくなるのです。

また、食生活の乱れもむくみに関係しています。

塩分の多い食事は、むくみやすい体になりやすいです。

インスタント食品やスナック菓子には塩分が多く含まれているので、摂取量や頻度には注意しましょう。

ビタミンやカリウムなどの栄養素が不足した際にも、体がむくみやすくなります。

ビタミンやカリウムなどは、身体の調子を整えるためにも重要な栄養素なので、むくみを予防するためにも、毎日の食事で積極的に摂取するように心がけてください。

脂肪溶解注射が二の腕痩せにオススメな理由

二の腕の脂肪を減らす施術の選択肢はありますが、その中でも脂肪溶解注射は痩せたい部位の脂肪細胞だけを分解できるので、二の腕の部分痩せに期待できる施術です。

以下では、脂肪溶解注射が二の腕に効果的な理由を3つ解説していきます。

施術を受けるか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

脂肪溶解注射で二の腕部分だけ脂肪を減らすことができる

体重を減らしたり、体のサイズダウンをしたりするには、食事制限と運動の2つが必要です。

これらを適切に管理することで理想の体へと導くことができますが、人間の体はダイエットをすると、体全体が痩せるメカニズムになっているため、特定の部位だけ痩せることは不可能です。

運動によって部分的に痩せたように感じる場合もありますが、実際には、むくみやたるみが改善された可能性があり、脂肪自体が減ったわけではありません。

しかし、脂肪溶解注射ならば、痩せたい部位に直接アプローチできるため、部分痩せに期待ができるのです。

関連記事：脂肪溶解注射で小さな鼻や鼻筋をすっきりさせる施術のポイント

ダイエットとは違いリバウンド無し

脂肪溶解注射は、食事制限や運動などによるダイエットと異なり、リバウンドが起こりにくいと言われています。

リバウンドが起こりにくい理由としては、薬剤に含まれている「デオキシコール酸」が関係しています。

デオキシコール酸は、リバウンドの原因となる脂肪細胞を破壊し、老廃物として体外に排出する作用があります。

運動によるダイエットは、脂肪細胞を小さくすることはできますが、数を減らすことはできません。

ダイエットをやめ、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ってしまった場合、脂肪細胞は余分なカロリーを蓄積し、細胞は再び大きくなります。

その結果、リバウンドが起こるのです。

しかし、脂肪溶解注射はデオキシコール酸の働きによって脂肪を溶かし、分解する働きがあります。

また、分解された脂肪は老廃物に変わり、体外に排出されます。

一度除去した脂肪細胞の数は基本的に元に戻らないため、その部分に脂肪がつきにくくなる＝リバウンドしにくくなるのです。

周りに気付かれにくい

脂肪溶解注射の効果は徐々に表れてくるので、美容整形を受けたことが周りにバレにくいです。また、ダウンタイムがほぼないので、注射後すぐにメイクもできます。

入浴に関しても、術後当日はシャワーであれば問題ないことから、日常生活に支障をきたしにくい治療です。

そのため、仕事で忙しくて時間を取るのが難しい方でも気軽に施術が受けられます。

二の腕は服で隠しやすい部分でもあるので、傷跡も目立ちにくいです。

注入部位に内出血・腫れ・むくみを引き起こすこともあります。注入量や薬剤にもよりますが数時間〜1ヶ月程度で症状は落ち着いていきます。

定期的な間隔で施術を繰り返していくと、ダイエットをしたかのように二の腕が自然と細くなっていきますが、1回の施術で大きな変化を望むと失望してしまうケースもあるので「徐々に痩せていくこと」を念頭においておきましょう。

二の腕の脂肪溶解注射は何cc注入すると効果を実感できる？

脂肪溶解注射の料金は、何cc単位で表記されているため「何cc注入すると効果を実感できるのか」と悩む方も多いでしょう。

薬剤の注入量の目安は片側で5〜20cc程度です。

しかし、効果の表れ方には個人差があるので、何ccが必要なのかは、脂肪量・減らしたい脂肪の範囲・施術回数によって異なります。

料金やダウンタイム等を考慮しながら、二の腕の状態にあわせて適切な薬剤の量を決めていくことが大切です。

薬剤の種類によっても効果の表れ方が違います。

そのため、ヒアリング時では、医師に二の腕の状態を確認してもらい、二の腕を細くするために必要な施術回数や、1回あたりの注入量を医師に確認したうえで決めていくことが大切です。

脂肪溶解注射の施術料金

脂肪溶解注射の料金の目安は、数千円〜数万円程度です。

しかし、施術料金を確認する際にはいくつか注意点があります。

一つ目は施術回数です。

脂肪溶解注射は、複数回かけて施術を受けることで効果を実感しやすくなります。

そのため、1回の施術料金が安かったとしても、継続的に治療を受けるとなると、その分料金がかかってくるので、トータルの施術料金が「予想以上にかかってしまった」となってしまうことがあります。

二つ目は、施術料金の記載方法です。

料金は「何cc」で掲載されているケースが多いですが、クリニックによっては「1本」あたりで掲載されている場合もあります。

1ccあたりで掲載されている場合、1本あたりの値段よりお手頃に感じてしまいますが、継続的に通うことを考えると1本単位で施術を申し込んだ方が安くなるケースもあるので、トータルでかかる料金を比較してみるといいでしょう。

施術料金が相場よりも大きくかけ離れたような低価格で提供しているクリニックは、品質や安全性に問題がある可能性があるので注意が必要です。

施術料金はカウンセリングや診察後に医師と相談して決定し、個々の要望や体質に合わせたプランを立てていくことが大切です。

患者様によって二の腕の状態が異なるため、具体的な施術回数や本数は医師とのカウンセリングで詳細に決定しましょう。

NaturalSkinClinicの脂肪溶解注射の料金は以下の通りです。

注入量 / 部位	料金
5cc	28,800円
10cc	44,000円
20cc	66,000円
30cc	88,000円
60cc	148,000円
100cc	230,000円
特殊部位：目元/鼻	36,000円
しこり溶解注射1cc	25,000円

※価格は変更する可能性があります。詳細は会員ページをご確認ください。

脂肪溶解注射の施術時間

どの範囲に、どのくらいの量を注入するかで施術の時間は多少前後しますが、10~20cc程度なら一回の時間目安は約10分です。

仕事で忙しく、時間を取るのが難しい方でも、気軽に受けやすい点はメリットです。

また、肌を切開する施術と比べると、ダウンタイムも短いため、体への負担も少なく済みます。

脂肪の付き方や脂肪量により、施術回数は異なりますが、1週間の間隔をあけて3〜5回の施術をおこなうと効果が徐々に実感できる目安として覚えておきましょう。

NaturalSkinClinicでは購入した薬液は複数回に分けて施術する(次回用に取り置き)ことが可能です。

その際はコース消化同様、同じ治療であれば2回目の診察料は発生しません。

※別の治療の相談・施術を行う場合は発生します。

脂肪溶解注射は、注入する箇所・深さ・製剤の量が仕上がりに大きく影響するので、ヒアリングではじっくり時間をかけて、医師と認識をすり合わせていくことが大切です。

脂肪溶解注射の施術の流れ

カウンセリングをおこない、注射部位を決定
ペンでマーキングし、注射部位を冷やす
痛みが気になる方は局所麻酔を用いることも可能
注入部位を消毒綿で清拭し薬剤を注入
終了後そのまま帰宅可能

脂肪溶解注射のリスク・デメリット

脂肪溶解注射は、脂肪を徐々に減らすことができるため、美容整形を受けたことがバレにくいです。

他にも、体への負担も抑えられることから、日常生活に支障をきたしにくい施術でもあります。

しかし、どんな施術にも、リスクや失敗があることを理解しておくことが大切です。

施術を受ける前に、どんなリスクがあるのか、施術後の注意点などを事前に知っておくことで、術後トラブルが起こった際に、スムーズに行動できます。

以下では、脂肪溶解注射のリスク・デメリットについてまとめたので、確認しておきましょう。

内出血が出ることがある

脂肪溶解注射はダウンタイムが短いため、日常生活に支障をきたしにくいですが、内出血を起こす場合があります。

症状が落ち着く期間については、個人差がありますが、通常は1〜2週間程度で症状はおさまります。

症状が長引く場合や悪化する場合は医師に相談してみましょう。

感染症を起こすことがある

注射した部分に菌が入ると、化膿し感染症を引き起こす可能性があります。

術後数日たっても、強い痛み・腫れ・熱感などの症状を感じる際には、できるだけ早く医師に相談しましょう。

炎症性の肉芽腫や皮膚の壊死を生じさせることがある

ごく稀に炎症性の肉芽腫や皮膚の壊死を生じることがあります。

肉芽腫や皮膚の壊死を避けるためにも、1ヶ所に薬剤を注入しすぎないことが大切です。

二の腕脂肪溶解注射のよくあるご質問

以下では「二の腕脂肪溶解注射」について、よくある質問についてまとめました。

脂肪溶解注射は、体への負担をおさえながら二の腕の脂肪を減らすことができる施術ですが、施術の効果や注意点は何か、など気になる方も多いでしょう。

以下では、脂肪溶解注射で「よくある疑問」について、まとめたので参考にしてみてください。

Q.脂肪溶解注射は、何回くらいで効果を実感できるようになりますか?

脂肪溶解注射の効果は個人差がありますが、初回で効果を実感する患者様は約2割程度で、3回〜5回目で効果を実感する方が多いです。

もともとの脂肪量が多いにも関わらず注入量が少ない場合は、複数回通っても効果を感じられないケースがあります。

脂肪量が多い方は、脂肪吸引などの施術を受ける方が効果を実感しやすいこともあるので、医師に二の腕の状態を確認してもらいながら、悩みや理想にあった治療を選択していきましょう。

Q.注射後の注意点はありますか？

入浴・飲酒・運動・マッサージなどの血行が促進される行動は4日間控えましょう。

血行が促進されると、腫れや赤みなどの症状を悪化させてしまう可能性があるからです。

施術当日は、入浴を避けてシャワー程度にしていただければ問題ありませんが、注射部位は強く擦らないようにしてください。

仕事やプライベートで飲み会がある場合には、施術日と被らないように計画しておきましょう。

日常生活の動作であれば問題ありませんが、スポーツなどの激しい運動は、腫れや内出血などの症状が出る可能性があります。

術後4日程度は、激しい運動は避けてください。

脂肪溶解注射は、余分な脂肪を溶かし体外に排出するため「マッサージをした方が老廃物を早く出せそう」と感じてしまうかもしれませんが、施術後に腫れ・赤み・内出血などの症状が出ているときにマッサージをしてしまうと、症状が悪化する可能性があるため、無理のない範疇にとどめましょう。

Q.脂肪溶解注射は痛みがあるのでしょうか？

施術自体の痛みはそこまで強くありません。

多くのクリニックでは、局所麻酔を使用したり、患部を冷やしたりなど痛みを抑えるような工夫を施しているので、カウンセリング時に相談してみてください。

施術直後から、3〜4週間程度は筋肉痛のような痛みを感じる方もいますが、日常生活には差し支えありません。

痛みや腫れは個人差があるので、不安のある方は、まず少量で体験してみてから、継続的に受けるかどうかを検討されるといいでしょう。

脂肪溶解注射でほっそりとした二の腕を目指そう！

脂肪溶解注射は、二の腕の脂肪だけを減らすことができるので、部分痩せに期待ができる施術です。

施術時間やダウンタイムがほぼなく、副作用のリスクも低いなど多くのメリットがありますが、腫れや内出血、赤み、痛みなどの症状が出るケースもあります。

しかし、あらかじめ施術の効果・リスク・デメリットを知っておくことで、施術効果を実感しやすくなったり、万が一トラブルが起きた際にも適切に対処することが可能です。

この記事で紹介したポイントを参考に、脂肪溶解注射を受け、理想の二の腕を手に入れて、自信に満ちたボディを目指しましょう。

監修医師のコメント

これまで脂肪溶解注射は効果が明確に現れず、「金ドブ」として槍玉にあげられる治療でした。

しかし有効成分であるデオキシコール酸濃度の高い製剤を使用することで、その認識は徐々に改められつつあります。

二の腕は脂肪が多い部位であり、1回の治療で劇的な変化は実感しにくいですが、逆に腫れもわかりにくく比較的受けやすい部位といえます。

※ 一方で顔は少ない回数でも効果を実感しやすいです。

ボトックスやヒアルロン酸のように効果が切れる、ということは基本的にないため、少しずつ積み重ねていくようなイメージで治療スケジュールを組むことを推奨致します。

いきなり手術が心配な方、ダウンタイムがそこまで長くとれないといったご要望がある方はぜひ一度ご相談下さい。